そつなくシンプルなPC用スピーカーを求めて(オーディオテクニカ AT-SP95)

この1、2年で安めのPC用スピーカーをいくつか買っては見たものの、なんとなく一長一短があったりして常にちょっと不満がある感じでした。

以前購入したPC用スピーカーについては以下で書いています。
PC用スピーカーで悩む・・バー型、丸型、オーソドックスなスピーカーを使ってみて

安いスピーカーとはいえ最低限の音質は確保したい、と言うのとPCやディスプレイの配置上なるべく小さくしたい、ということがありこの2つがカバーできないため常にちょっと不満がある感じがあったのです。

上の記事を書いていた際はEdifier R12Uを使っていたのですけど、素直に聞ける音ではあるのだけど、結局は安めのノートPCについているスピーカーみたいな音質で、ゲームとか映画を見るときだと物足りず。

そのため直近では、以前使っていたCreativeのPebbleを引っ張り出して再び使っていたのですけど、低音が出るのだけど逆にそれが仇となっって聞き取りづらいのと、丸い形がちょっと幅を取るのが好きではなく、やっぱり不満…。

再びPC用のスピーカーを探して(条件は価格は数千円の小型のアクティブスピーカー)みたところ、価格やサイズでちょうど良さそう物がありました。
2021年にオーディオテクニカが発売したAT-SP95です。

AT-SP95はアクティブスピーカーで、USB type-Aから給電しミニプラグで音声出力と接続するタイプです。なお、USBは給電だけで音声の出力はできません。

ミニプラグと給電のUSBは右側のスピーカーから出ており、左右をつなぐコードは1.5mあるので結構余裕があると思います。27インチのディスプレイなら横幅60cmぐらいなので、2枚並べてもその左右におけますね。


また、右側のスピーカーにはボリュームとヘッドフォン端子が前面にあり、ボリュームは電源スイッチも兼ねており最小にすると電源はOFFになります。

ボリュームの上に電源状態を示す青色のLEDがついているのですが、これが明るすぎる。
スピーカーをディスプレイのすぐ横に置いてあるので目に入って鬱陶しいため、黒く塗ったシールを駆使して塞いでます。
自分の場合は、ディスプレイにあるUSB端子から給電しており、ディスプレイの電源に連動してスピーカーがON/OFFする状態。
そのためスピーカーの電源を気にすることも無いので電源LEDを隠していても問題なし。

ボリュームの下にはヘッドフォン端子があり、ヘッドフォンなどをここから接続できます。ボリュームはこのヘッドフォン端子の音量調節にもなっています。

ちなみにこのようにヘッドフォン端子がついているスピーカーってありますけど、使おうとする時にスピーカー自体を押さえながら端子を差し込んだり抜いたりしないといけないので、あんまり使い勝手が良くないなーと前から思ってます。
あと、だいたい抜き差しするのが固くて…。

フロントのスピーカ前面のメッシュは、金属(鉄)製ですがそれ以外の外装はプラスチックで重量は結構軽いです。

本体の奥行きは8cmほどで、幅も前面が8cm程なのでフットプリントとしては8✕8cmに収まる程度のコンパクトさ。

お高いコンパクトスピーカーでも横幅は同じぐらいのコンパクトなものもありますが、奥行きがかなり長いですよね。

そして音についてですが、自分の感覚だけの話としてまず低音については当然ながら(?)強くはありません。持っているものと比べるとCreativeのPebbleの方が低音は強く、Edifier R12Uよりはしっかりしています。
全体的に音声などは聞き取りやすいし、普通にコンテンツを再生するのには気負った感じがせずに使えるといった印象。

実際に仕事でzoomなどのミーティングで使っていますが、声の聞き取りはしやすいです。(ちなみにミーティングのときに音声が小さい人がいたりしますが、そういった場合にボリュームが前面にあってすぐに変えられるから地味に便利です)

購入してから4ヶ月以上経つのですが、普段使いでこれといった不満が無いですね。(こうやってレビューを書くのを忘れてたぐらい馴染んでた)

AT-SP95はそつなくいい子といった感じで、デザインや性能、あと3000円程度という価格から考えたらむしろ優秀な部類なのではと思ったのでした。

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