ステレオミニプラグのセレクター(Nobsound MC102)を使ってみた

Nobsound MC102

前回の記事(Belkin Thunderbolt3 Dock ProをMacBook Air(M1)につないだけれど音が出ません(泣))では、MacからサンダーボルトDock経由で接続した外部ディスプレイのステレオ端子からまともに音が出ず、結局Dockに付いているステレオ端子をスピーカーに接続して音を出すようにした、という件を書きましが、実はそのディスプレイ、そもそも会社用のWindowsPCやPS4もつなげていており、Mac以外はディスプレイのステレオ端子から音を出していたのです。

この結果、どういった状態かと言うと、スピーカーが一つあって、そこに出力したいデバイスが、ディスプレイとDockの2つになったと言うわけです。
スピーカーはPC用の小ぶりなアクティブスピーカーで当然ながら入力用のステレオミニプラグは一つ。
この状態でできることは、Macを使う時はスピーカーをDockにさして、Mac以外を使う時はスピーカーをディスプレイにさす、ということなのですが、毎回ディスプレイの裏面にあるステレオ端子を抜き差しするのはありない…ということで、要はセレクタ(切替器)があれば良いはずだと思いネットを彷徨いました。

そして見つけたのが以下の商品。


自分がやりたい2入力1出力ができるし、サイズも小さい、電源もいらない、入力も出力も全部背面にあって取り回しがしやすい、見た目がなんかカッコいい、そして値段が手頃。
ということですぐさま購入しました。(同時にディスプレイとDockから、セレクタにつなぐためのミニプラグのケーブルも2本購入)

届いて早速開封すると、小さなクッションゴムが付属しているの気づきました。これを本体の底面に付けないと、そもそも軽いので、ちょっとした操作で直ぐに動いてしまいます。この辺はありがたい。
見た目は、基盤と基盤をサンドイッチしているだけで、スカスカです。この部品たちであればホコリも大して気にすることもないので密閉する必要も無いかと思いますが、なかなか潔いデザイン。

上から見た写真 Nobsound MC102
上から見た写真

このセレクタで出来ることは、(最初の写真を参考にしてください)上に付いているAとBの端子が入力になっていて、AとBの間にあるのが出力の端子になります。単純なセレクタなので、この入力と出力を逆にして使うことも出来るようです。
そして左側のボタンがトグルスイッチになっており、押し込んだ状態でA端子と出力端子、もう一度押して飛び出した状態の時にB端子と出力端子が接続されます。
右側のボタンもトグルスイッチになっており、押し込んだ状態でA、Bどちらも接続が切れて、もう一度押して飛び出した状態でどちらかに接続されます。要はミュートボタンですね。
真ん中のつまみは、リニアに動く音量つまみです。最小にしてもスイッチが切れる状態にはなっていないとは思いますが、ほぼ音量は0になります。
なお、前面にあるIN/OUT端子も背面のIN/OUT端子(上で出力端子と書いたもの)と同じ役割になっています。

できることはこれだけですが、自分がやりたかった「ボタン一つで入力ソースを切り替える」ことができて、大満足でした。

他にも思いのほか便利だったのが、ボリュームコントーロール。
PCでYou Tubeを見たりすると動画によって音量がまちまちで、しょっちゅう音量を変えることがあるのですが、この大きめなボリュームがあるとすぐに調整ができます。普通スピーカー自体にもボリュームはあるのですけど、連結して使うとスピーカーのボリューム状態を最大としてセレクタ側のボリュームが働くので微妙な音量調整ができるわけです。(スピーカーのボリュームだとちょっと変えただけでも結構音量が変わりますしね)

こうして便利に使っていたのですが、Dockとディスプレイの接続を変えた結果、Macもディスプレイから音を出せるようになったので、実はこのセレクタは不要になってしまいました。

が、しかし、上に書いたボリュームコントロールとして機能が便利なため一度取り外したのですが、再びボリュームコントロールのためだけに使っています。
あと、デスクの上のアクセサリとしても気に入っているので…なんかツマミって好き…今後も活躍してもらおうと思っています。


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