Thunderboltドッキングステーションは良いものだ(Belkin Thunderbolt3 Dock Pro)
WindowsノートPCをUSB-Cケーブル一本で、電源供給とディスプレイ出力(DisplayPort)、さらに有線LAN接続をしたい!と言うことでそれに必要なドッキングステーションをあれこれ選んでいました。
USB-Cに絞った廉価な製品もあったのですが、今後のことも考えThunderbolt3対応のものを調べてゆくと幾つか候補があった中で、BelkinのThunderbolt3 Dock Proというドッキングステーションに行き着きました。
ドッキングステーション自体は結構な製品が出ているのですが、ディスプレイ出力がDisplayPortの物となると結構絞れらます。また、この条件でAmazonなどを調べると、Belkinの半額ぐらいの値段の中国メーカーの製品もあったのですが、PCとつなぐポートが前面にあって使いづらそうだったり、どうやら電源アダプタがPSE認証が付いていないようなのでそれらは見送りました。
BelkinのThunderbolt3 Dock Proは3万円近くするのですが、Apple関連としては有名メーカーの製品なので思い切って購入。
届いて箱を開けると、本体と形は違うけれど容積は同じぐらいあると思われる電源アダプターの存在感がかなりのモノ。ノートPCに付属のアダプタなどは最近小さいものが多いので、もうちょっとどうにかならんのですか?と言う感じ。ただ、85Wの給電ができるためのアダプタなのでしょうがないのかもしれません。
電源ケーブルはいわゆるミッキー型のコネクタでコンセント側が3ピンなので普通の家庭用のコンセントにはささらない形です。3ピンの形状になっている電源タップを買うか、ケーブルを通常の2ピンのものに買い換えるかしないといけません。
自分は以下のような電源ケーブルに交換しました。ケーブルが柔らかいし取り回しやすいです。
そしてDockをPCとThunderboltケーブルでつなぎ、ディスプレイとDisplayPortと接続、有線LANポートを接続したところ、特にWindows側の設定をせずに全てつながりました。新たにThunderboltの機器をつないだ場合は、Windowsアプリの「Thunderbolt コントロールセンター」で許可設定をする必要があるらしいのですが、自分の環境では必要がなかったです。
目論見通りなのですけど、PCから生やすケーブルは一本ですべて接続できてしまうのは、便利というかそれ以上に気分が良いです。(笑)
ドックの前面にはUSB-AとUSB-Cのポートもあるので、たまに接続するUSBメモリなどはここにつなぎ、常時接続しておきたい外付けSSDは背面にあるUSB-Aのポートに接続しています。
ただ前面のUSBポートはどちらもUSB3.1Gen2なのですが、背面に4つあるUSB-AポートはUSB3.1Gen1なので速度を重視する場合は気をつけたほうが良いかと思います。なお、背面にはThunderboltのポートも一つあるので、最高速を求めるならこのポートにThunderboltやGen2対応のSSDを付けたほうが良いかと思います。
有線LANですが、実は自分の環境では有線の接続先がルータでは無く、無線LAN子機につないでいます。それでも「PC無線 <-> 無線LAN親機」より「PC <-> Dock <-> 無線LAN子機 <-> 無線LAN親機」の方が早いので、Dock経由で接続しています。(これは有線、無線の問題では無く、PCよりも同じメーカーで揃えた無線LAN子機と親機の方が速度が出るということですけど)
自分はノートPCをほぼ持ち歩かず置いたままなのですが、Dockにケーブル一本をつなげるだけで、デスクトップPCのような環境が手に入るので、PCを持ち歩いたり机で構えて仕事したりを繰り返す人こそが便利なアイテムなのではと思います。
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